学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh230068 大規模地震波シミュレーションによる沈み込み帯の波形トモグラフィー:2011年東北沖地震震源域と南⻄諸島域
課題代表者 岡元太郎(東京工業大学・理学院・地球惑星科学系)
Taro Okamoto (Department of Earth and Planetary Sciences, School of Science, Tokyo Institute of)
概要

本課題では大規模地震波シミュレーションを用いた全波形トモグラフィーによって沈み込み帯の3次元不均質構造モデルを改良するための研究を行う。本課題の最終目標は、改良した3次元構造モデルによって短周期の波形再現性を向上させて震源パラメータや破壊過程の解析を高精度化し、地震発生場と地球内部構造との相関関係を探る研究を短波長域に拡張することである。本課題の対象領域は2011年東北地方太平洋沖地震の震源域と南西諸島域の2つとする。本課題は継続課題として今年度は各パートで次のようなテーマを実施する。① 2011年東北沖地震震源域のパートでは海底地震計データを本格的に導入して海溝近傍の構造モデル推定における分解能を向上させるための研究を行う。②南西諸島域のパートでは構造モデル改良に用いるデータを増やすために南西諸島域の地震のFAMT解析と干渉法解析を進める。

報告書等 研究紹介ポスター / 最終報告書
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