JHPCNとは
拠点の目的
「学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点」(通称:JHPCN)は、北海道大学、東北大学、東京大学、東京科学大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学がそれぞれ附置する、文部科学大臣の認定を受けた共同利用・共同研究拠点である8つの施設(スーパーコンピュータを持つセンター、以下構成拠点と呼びます)により構成される「拠点ネットワーク」です。各構成拠点は、保有する資源を共同利用・共同研究(以下共同研究と呼ぶ)のために提供します。2022年度より、各構成拠点に加え、 国立情報学研究所、 産業技術総合研究所、 筑波大学人工知能科学センターが共同で運営する、データ科学・データ活用に主軸をおいた計算基盤「mdx」も新たに共同研究のための計算機資源として提供しています。本共同研究事業に採択されると、採択時に認められた範囲内で計算機資源(スーパーコンピュータ、データ基盤、ストレージ、可視化装置など.別紙参照)を無償で利用することができます。また、各構成拠点に所属する研究者との共同研究体制の構築や、拠点シンポジウムへの参加・発表を通じた研究ネットワークの構築や研究・開発の拡張も可能です。さらに、研究成果の国外発表や出版、関連するシンポジウム等の実施経費が助成される場合もあります。
各構成拠点には計算科学・データ科学・計算機科学を専門とする多数の先導的研究者が在籍しており、これらの研究者との共同研究によって、研究テーマの一層の発展を図れます。研究体制の構築にあたっての研究者の紹介も可能ですので、予めご相談ください。
萌芽型共同研究
平成28年度から、ネットワーク型拠点を構成する各センターで独自に募集する共同研究を、将来的なJHPCN課題への進展を期待し、JHPCN萌芽型共同研究とする制度を開始します。各センターにおけるJHPCN萌芽型共同研究制度は、以下のとおりです。
センター | 制度名 |
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北海道大学情報基盤センター | 萌芽型共同研究 |
東北大学サイバーサイエンスセンター | 若手・女性研究者支援課題/萌芽型課題 |
東京大学情報基盤センター | 若手・女性利用者推薦制度 |
東京科学大学情報基盤センター | TSUBAME 若手・女性利用者支援制度 |
名古屋大学情報基盤センター | 名古屋大学HPC計算科学連携研究プロジェクト |
京都大学学術情報メディアセンター | 若手・女性研究者奨励枠 |
大阪大学D3センター | 若手・女性研究者支援萌芽枠 |
九州大学情報基盤研究開発センター | JHPCN萌芽研究(JHPCN-Q) |
大型計算機利用講習会等
各拠点をはじめとして、国内で大型計算機を提供する機関では、大型計算機を用いた研究活動を推進するためのさまざまな取り組みを行っています。その一部がHPCIコンソーシアムのウェブサイトに掲載されております。事例集
学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点を利用した過去の事例をこちらで紹介しています。