学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh240049 NISQ時代を見据えたバッチ型量子回路シミュレータの開発
課題代表者 高橋慧智(大阪大学D3センター)
Keichi Takahashi (Cyberscience Center, Tohoku University)
概要 既存の量子回路シミュレータのほとんどはノイズが存在しない理想的な量子計算機を再現するものである.しかし,ノイズが大きく量子ビット数も限定的なNoisy Intermediate-Scale Quantum (NISQ) 時代においては,ノイズを有する量子計算機の再現や変分量子アルゴリズムの評価が必須である.このような研究開発においては,多数の量子回路を高スループットでシミュレーションできるバッチ型量子回路シミュレータが有用である.本課題ではバッチ型量子回路シミュレータの実現に向けて,(1) バッチ型計算に適する並列化・ベクトル化方式の検討,(2) 多数の量子回路を効率的に表現するためのAPIの設計,(3) NISQ向け量子アルゴリズムを用いた性能評価,の3点の研究課題に取り組む.
報告書等 研究紹介ポスター / 最終報告書
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