学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh240041 フラクタル樹木に対する大規模流体シミュレーション
課題代表者 大西領(東京工業大学・学術国際情報センター)
Ryo Onishi (Center for Information Infrastructure,Institute of Science Tokyo)
概要

近年、熱中症は災害と認識されるようになっており、大きな社会問題の一つである。温暖化、都市化によるヒートアイランド現象、高齢化の進行という3重苦により、今後さらに深刻化すると考えられ、効果的な対策が望まれる。歩行者の暑熱環境を緩和する効果が期待されるものとして、街路樹や公園樹木が挙げられる。樹木が熱・風環境に与える影響までを考慮して、歩行者レベルの微気象(人工物や人間活動の影響を強く受ける地表付近の気象現象)を精度良く予測できれば、歩行者に対する効果的な熱中症対策につながると期待される。これまで樹木の流体力学的研究は数多く行われているが、その全てが抗力係数の議論に限定され、後流領域のエネルギ散逸まで考慮するものは見当たらない。しかし、樹木はフラクタル形状を持つために後流にマルチスケール乱流が形成され、エネルギ散逸の非平衡領域が存在する可能性が高い。

本研究では、樹木の流体力学的特性を大規模数値シミュレーションによって明らかにすることを目的とする。

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