学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh240021 高性能・高信頼な数値計算手法と応用の新展開
課題代表者 片桐孝洋(名古屋大学・情報基盤センター)
TAKAHIRO KATAGIRI (Information Technology Center, Nagoya University)
概要

 ポストエクサスケール時代に向けて、計算機システムはますます複雑化し多様化が進んでいる。特に数値計算では、演算速度や演算精度の最適化、メモリやネットワークの階層の深化に対応した通信最適化、そして電力やエネルギ効率の最適化が避けられない。エネルギ節約の観点から、スーパーコンピューティングにおいても、計算効率がますます重要になっている。特に、近年需要が高まる生成AIなどの振興計算需要への考慮も喫緊の課題である。ゆえに低精度・変動精度演算の積極的な活用、そのための精度保証手法の確立が急務である。
 本研究は、3年間継続した前課題の成果を最大限に活用し、科学技術シミュレーションに現れる大規模行列に対して有効な疎行列ソルバや階層型行列(H行列)演算等の高速計算に関する研究成果を引き継ぎ、新展開を目指す。計算の信頼性及び電力効率を重視しながら、適用可能な実用的手法の研究開発も継続する。

報告書等 研究紹介ポスター / 最終報告書
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