採択課題 【詳細】
jh230037 | 大規模アプリケーションの高性能な実用的アクセラレータ対応手法 |
---|---|
課題代表者 | 下川辺隆史(東京大学 情報基盤センター) Takashi Shimokawabe (Information Technology Center, The University of Tokyo) |
概要 |
近年、電力と設置面積の制約のもと、最大限に計算性能を高くするために、 多くのスパコンで GPU などの演算加速装置が導入されている。本課題では、スパ コンで動作している CPU アプリケーションを演算加速装置を搭載したスパコンへ 移植し、その移植の方法を確立することを目的とする。様々な分野の研究者が開発 した CPU アプリケーションを移植することを念頭に、演算加速装置で高い性能を達成することを目指しながらも、専用言語を多用せず、標準的・汎用的手法を用い て移植を実現する。実用的な移植方法として、OpenMP、OpenACC、do concurrent などの活用を検討する。本年度は、海洋大循環モデル COCO を対象と して do concurrent を用いて GPU 化を進める。また、C++で記述された拡散方程式を対象に性能可搬性プログラミングモデルである SYCL を用いて GPU 移植を行い、従来手法で達成できる性能と比較する。 |
報告書等 | 研究紹介ポスター / 最終報告書 |
関連Webページ |
無断転載禁止