学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh230021 バックグラウンドセル前処理付きマルチ解像度粒子法ソルバーの開発
課題代表者 浅井光輝(九州大学・工学研究院)
mitsuteru asai (Kyushu University・School of Engineering)
概要

2022年度の課題を通して,粒子法の近傍粒子探索用に設定するバックグラウンドセルを基本単位としたスライスグリッドによる領域分割法を使用し,多数計算ノードに跨いだ多数GPUでも高効率に計算できるMPI並列版コードを実装した。陽解法の粒子法では優れた弱スケーリング性能を示すことを示したものの,連立一次方程式ソルバを必要とする陰解法ではGPUによる高速化の恩恵が少なくなることを確認してきた.特に問題規模の増大に伴い,共役勾配法などの反復ソルバの反復回数の増加が一番の原因であったため,近傍粒子探索のためのバックグラウンドセルを使ったマルチ解像度ソルバ(差分法・FEMの解を前処理とする)の構築を目指す.

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