学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh220021 高密度領域まで適用可能なモンテカルロ法の開発と有限密度2カラーQCDの相図の決定
課題代表者 飯田圭(高知大学教育研究部自然科学系理工学部門)
Kei Iida
概要 原子核のダイナミクスを記述する基礎理論であるQCDは、高密度下での性質がよくわかっていない。一方、2カラーQCDは、有限密度系でも符号 問題を生じない上、現実のQCDと近い性質をもつ。我々はこの系に着目し、高密度領域で発現が予想されている超流動相を含め、相状態につい ての第一原理計算からの知見を得る。昨年度はプログラムのチューニングを行いつつ、ハドロン質量、フラックスチューブの測定において、著しく 精度を向上させるとともに、状態方程式についての初期成果を得た。今年度は状態方程式の測定を継続しつつ、ハドロン質量の密度依存性の解 明を目指すとともに、ハドロン間相互作用のコード開発をさらに進めたい。
報告書等 研究紹介ポスター 最終報告書
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