学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh210016-NAH 高密度領域まで適用可能なモンテカルロ法の開発と有限密度2カラーQCDの相図の決定
課題代表者 飯田圭(高知大学教育研究部自然科学系理工学部門)
Kei Iida (Kochi University)
概要

原子核のダイナミクスを記述する基礎理論であるQCDは、高密度下での性質がよくわかっていない。一方、2カラーQCDは、有限密度系でも符号問題を生じない上、現実のQCDと近い性質をもつ。我々はこの系に着目し、高密度領域で発現が予想されている超流動相を含め、相状態についての第一原理計算からの知見を得る。昨年度は相図の決定とともに、低温高密度領域におけるハドロン質量やハドロン間相互作用を測定するためのコード開発を進めた。今年度は配位生成用コードのチューニングを行い、ハドロン質量、ハドロン間相互作用、フラックスチューブの密度依存性について新たな知見をえる。

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