採択課題 【詳細】
jh200032-NAH | 自発磁化軸に垂直な磁場下における 自発磁化スピン三重項超伝導と電流 |
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課題代表者 | 兼安洋乃(兵庫県立大学物質理学研究科) Hirono Kaneyasu (University of Hyogo, Graduate School of Material Science) |
概要 |
Sr2RuO4の超伝導で、最近、RuO2 面磁場下のNMRでのKnight-shift温度依存性の減少と、一軸圧力下μSR 測定での自発磁化と超伝導転移の温度分離が報告された。これら実験事実と整合し、現象論と微視論の両面から説明可能な状態として、D4h点群のEu既約なnon-unitary自発磁化状態を考える。この状態での、磁化率温度依存性における減少の磁場方向による違いと、超伝導ギャップ構造の安定性を、電子状態に基づく微視的理論で説明する。又、自発磁化状態の安定性と、自発磁化chiral電流とその磁化に対する反磁性的電流の比のd-vectorのnon-unitary項による変化を、Ginzburg-Landau理論で示す。 |
報告書等 | 研究紹介ポスター / 最終報告書 |
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