採択課題 【詳細】
jh190024-NAH | 粒界異方性を考慮した粒成長の大規模フェーズフィールドシミュレーション |
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課題代表者 | 高木知弘(京都工芸繊維大学) Tomohiro Takaki (Kyoto Institute of Technology) |
概要 | 金属製品の最終的な材料微視組織・物性は,熱処理工程で生じる粒成長現象により決定されるため,新材料開発や既存材料の高性能化では粒成長過程の高精度な予測が極めて重要となる.このためにはコンピュータシミュレーションによる系統的な粒成長挙動評価が不可欠であり,これまで多くの数値的研究が行われてきた.しかしながら,次の3つの課題が解決しておらず,シミュレーションを材料開発に生かせていないのが現状である.①粒界異方性を精度よく考慮可能な粒成長モデルが存在しない.②実材料に対する粒界異方性物性のデータが不十分.③粒成長の統計的挙動を得るためには大規模シミュレーションが不可欠.本研究では,フェーズフィールド (PF) 法・分子動力学 (MD) 法・データ同化・HPC技術を融合することで上記課題を統一的に解決し,粒界異方性が粒成長挙動に及ぼす影響を解明することで,シミュレーション援用材料開発の加速を図る. |
報告書等 | 研究紹介ポスター / 最終報告書 |
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