学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh181001-NWJ 財務ビッグデータの可視化と統計モデリング
課題代表者 地道 正行(関西学院大学)
Masayuki Jimichi (Kwansei Gakuin University, School of Business Administration)
概要 昨年度の課題では, ビューロー・ヴァン・ダイク (BvD) 社のデータベース Osirisから8万社を超える全世界の33年間の上場企業を対象として抽出された売上高, 利益, 総資産などの80系列を超える財務指標に関するデータを利用し, GPGPU 環境で Apache Spark と R を連動させて利用することによって, 財務データの構造を探索的データ解析 (Exploratory Data Analysis: EDA) の考えに基づいて可視化することによって解明するとともに統計モデリングを行った.
本年度は, BvD 社のデータベース Orbis から抽出された, 非上場企業を含む 2,000 万社を超える企業の財務指標に関するデータに規模を拡大したものを昨年度と同様のコンピュータ環境で処理し, 全世界の企業売上高・利益・納税額などの実態を示し, さらに高精度に予測するモデリングを統計的に行うことで, 企業活動のグローバル化がもたらす富の偏在と格差の拡大や企業の租税回避の実態等を世界規模で明らかにする.
報告書等 研究紹介ポスター 最終報告書
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