学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh160029-NAH 海溝型巨大地震を対象とした大規模並列地震波・津波伝播シミュレーション
課題代表者 竹中博士(岡山大学)
Hiroshi Takenaka (Okayama University)
概要 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、強い地震動と巨大な津波によって東日本地域に計り知れないほどの地震災害・津波災害をもたらした。そのためこの地震の詳細な断層破壊過程を明らかにし、巨大地震発生に至った過程や強震動・津波の生成メカニズムを考察することが重要な研究課題となっている。さらに、得られた破壊過程モデルによる広域的な観測地震動の再現性も検討すべき課題である。これらは他の海溝型巨大地震(海洋プレート沈み込み帯の巨大地震)による強震動や津波を評価・予測するうえでの基盤ともなる。我々はこのような課題に取り組むために、時間領域差分法(Finite-Difference Time Domain)による大規模地震波・津波伝播シミュレーション手法の開発と応用を進めてきた。平成28年度にはこれらの研究を受けて、東日本地域の地球内部構造モデルを系統的に改良する理論や手法の検討や、南西諸島全域を含む3次元改良構造モデルの検討などの研究を進める。
報告書等 研究紹介ポスター 最終報告書
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