採択課題 【詳細】
EX23201 | 分子動力学計算による抗iPS 細胞抗体と糖鎖リガンドの相互作用様式の同定 |
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課題代表者 | 大野 詩歩(東北医科薬科大学 分子生体膜研究所) |
概要 |
生体分子の中でも糖鎖は、一般的に不均一であり柔軟性が高いことから、その構造情報を実験的に得るのは困難である。近年人工知能による分子モデリングの発展により、生物学分野において未知だった生体分子及びその機能が次々と明らかにされている。しかし、糖鎖-タンパク質複合体モデルの構築はいまだ困難である。実際、計算化学的手法のみ使用した糖鎖-抗体複合体のドッキング精度は60~70%であった。そこで、本研究では計算化学的手法だけでなく、NMR的手法を組み合わせて、精度の高い糖鎖-抗体複合体のモデル構築を行った。この結果から、糖鎖-抗体複合体の解析において、計算と実験を組み合わせることが重要であり、相互補完的な手法の有効性が示唆された。 |
報告書等 | 研究紹介ポスター / 最終報告書 |
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