採択課題 【詳細】
12-NA02 |
高精度行列‐行列積アルゴリズムにおける並列化手法の開発 |
課題代表者 |
片桐孝洋(東京大学)
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概要 |
行列-行列積に代表される基本線形計算を集約したライブラリBLAS (Basic Linear Algebra Subprograms) は、多くの線形計算で必須の処理である。しかし、従来の数値計算ライブラリは、演算速度は考慮しているが演算精度の考慮が不十分である。本研究では、大石グループで開発された高精度行列-行列演算に2種のスレッド並列化と、この2種のスレッド並列化に対応できる自動チューニング(AT)機能の実装を行ってきた。本報告では中間報告からの進展として、計算途中で現れる行列の特性に着目し、疎行列演算化を行う実装を提案する。またMPI化について検討し、高精度行列-行列積におけるMPI化の問題となる要因の特定と、その解決法についての検討を行った。
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報告書等 |
研究紹介ポスター
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最終報告書
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関連Webページ |
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