学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh240056 大規模地震波シミュレーションによる沈み込み帯の波形トモグラ フィー:2011年東北地震震源域と南西諸島域
課題代表者 岡元太郎(東京科学大学・理学院・地球惑星科学系)
Taro Okamoto (Department of Earth and Planetary Sciences, School of Science, Tokyo Institute of Technology)
概要

本課題では大規模地震波シミュレーションを用いた全波形トモグラフィーによって沈み込み帯の3次元不均質構造モデルを改良するための研究を行う。本課題の最終目標は、改良した3次元構造 モデルによって短周期の波形再現性を向上させて震源パラメータや破壊過程の解析を高精度化し、沈み込み帯における地震発生場と地球内部構造との相関関係を探る研究を短波長域に拡張することである。本課題の対象領域は2011年東北地方太平洋沖地震(以下「2011年東北沖地震」と記載) の震源域と南西諸島域である。本課題は継続課題として今年度は各パートで次のようなテーマを実施する。(1) 東北沖のパートでは全波形トモグラフィーに加えて、海底地震計ネットワークで観測される海域の微小地震データの解析を試み、地震発生場所や発震機構解と海溝近傍の構造モデルとの対比検討を目指す。(2) 南西諸島域のパートでは構造モデルの改良を続けて、FAMT解析と干渉法解析によりモデルの妥当性を検討する。

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