採択課題 【詳細】
jh240016 | 宇宙地球惑星系連成シミュレーションに向けた計算技術開発 |
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課題代表者 | 三宅洋平(神戸大学大学院システム情報学研究科) Yohei Miyake (Graduate School of System Informatics, Kobe University) |
概要 |
本研究の目的は、異なる時空間スケールや素過程をターゲットとする複数のシミュレーションモデルをプロセス間通信により協調動作させることで、マルチスケール/マルチフィジックスの宇宙プラズマ・惑星大気シミュレーションを実現することである。独自に開発したMPMDモデルに基づくコード間結合フレームワークCoToCoAを活用し、柔軟かつ省コストに連成シミュレーションを実装する。本格的な連成シミュレーションモデルを構築するには、それぞれの要素モデルの高度化と、その結合方式の検討、という2側面を戦略的に推進する必要がある。今年度は、特に前者に焦点を当て、将来の連成結合モデル構築を見据えた要素モデルの高効率化に取り組む。具体的には、1.空間方向に対する並列性が制限される計算モデルにおける時間方向並列化の検討を本格化させる。また惑星上層における中性・電離大気統合数値シミュレーションの実現を新たに研究目標に据え、その要素技術となる、2.モンテカルロ直接シミュレーション(DSMC)への動的負荷分散機能の実装に取り組む。 |
報告書等 | 研究紹介ポスター / 最終報告書 |
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