学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh230027 次世代演算加速装置とそのファイルIOに関する研究
課題代表者 塙敏博(東京大学情報基盤センター)
HANAWA TOSHIHIRO (Information Technology Center, The University of Tokyo)
概要

実アプリケーションでGPUを利用するには,本質的にホストCPUとは異なるGPUメモリ上で扱うデータを入出力する必要があり,データ転送時間自体を短縮するか,データ転送と演算のオーバラップを工夫する必要がある.データ転送オーバヘッドの削減については,MPI で利用されてきたGPUメモリを直接 RDMA 転送可能にする GPUDirect for RDMA をファイル IO に拡張した GPUDirect Storage (GDS)が提供されるようになった.しかしこれまで,国内でGDS機構が利用可能なシステムは無く,ストレージ側の適切な構成についても検討が十分になされてこなかった.本研究は,GDSが利用可能な環境において,GPU上データの直接ファイルIO,あるいは計算とファイル IO のオーバラップを適切に切り替えながら容易に取り扱うことのできる手法を確立し,様々なファイル入出力特性を持つ実アプリケーションにおいてGPUからのファイルIO処理を効率化する.

報告書等 研究紹介ポスター / 最終報告書
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