採択課題 【詳細】
jh210005-NAH | 核融合プラズマ研究のための超並列粒子シミュレーションコード開発とその可視化 |
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課題代表者 | 大谷寛明(核融合科学研究所) Hiroaki Ohtani (National Institute for Fusion Science) |
概要 |
核融合プラズマでは微視的物理が装置全体に影響を与える現象がある。微視的物理をプラズマ物理における基礎的な過程として捉え、粒子シミュレーションによって微視的物理機構を解明するため、(1)粒子コード開発、(2)粒子コード結果のモデル化、(3)その場可視化の研究・開発を行う。今年度は、(1)データ構造の見直しなどを行い、FX1000での最適化を進める、(2)イオン・電子完全2流体モデルの開発及びシミュレーション安定化技法の調査研究を進める、(3)シミュレーションデータの統計量を可視化する機能をVISMOライブラリに追加する。これらとともに、磁気再結合の研究では多種の異常速度分布形成の形成条件をシミュレーションで明らかにし、周辺領域におけるプラズマ輸送の研究では様々な初期条件でのパラメタランから普遍的な運動論的効果について調べ、高速粒子による波動励起の研究では線形理論並びに実験と比較して、低域混成波が大振幅になる条件を明らかにするとともに、地球磁気圏で指摘されている低域混成波によるイオン加速について研究する。 |
報告書等 | 研究紹介ポスター / 最終報告書 |
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