採択課題 【詳細】
jh200010-NAH | 有限温度量子色力学のダイナミクス |
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課題代表者 | 鈴木博(九州大学大学院・理学研究院) Hiroshi Suzuki (Faculty of Science, Kyushu University) |
概要 |
素粒子の強い相互作用を記述する基礎理論である量子色力学(QCD)の有限温度における状態方程式を格子ゲージ理論に基づいた大規模数値計算で決定するのが目標である。これは、宇宙初期の時間発展や重イオン衝突のダイナミクスなどの理解に対する基本的な情報を与える。我々は、我々が開発した、グラディエントフローを用いたエネルギー運動量テンソルなどの構成法を用い、有限温度量子色力学における各種物理量の計算に取り組んでいる。今年度の当研究課題では、特に、物理的な質量のクォークに対して格子間隔が0.08fm、格子サイズが48^3x12(これは206MeVの温度に相当する)でのゲージ場の配位を生成する。 |
報告書等 | 研究紹介ポスター / 最終報告書 |
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