学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

jh190077-NAJ 矯正歯科治療後の三次元顔形態を予測する人工知能(AI)システムの開発
課題代表者 谷川千尋(大阪大学)
Cihiro Tanikawa (Osaka University)
概要 近年,人工知能(AI)の技術研究開発が進み,医療分野においても,過去のデータベースから様々な推論が可能となりつつある.現在,矯正歯科治療の分野でも治療前後の三次元顔画像等のデータの蓄積が行われているが,大量の情報を有するためにその情報の活用が進んでいないのが現状である.我々の研究チームは,これまでにいくつかの医療課題へのAI技術の応用を行い,さらに三次元形態を効率よく表現した相同モデルの活用がAI技術の応用に有用であることを確認してきた.そこで,本研究課題では,AI技術と相同モデル化を組み合わせて顔の三次元画像に解析することで,これまで不可能であった「矯正歯科治療前の情報から治療後の三次元顔形態を予測する」ことを目的とする.これにより,過去に困難であった治療前の情報から治療後の顔の三次元形態を視覚化して患者に提供することが可能となり,客観的な証拠に基づいた医療および個々の患者に特化した医療の提供が可能になることを期待する.
報告書等 研究紹介ポスター 最終報告書
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