採択課題 【詳細】
jh140014-MD01 | 首都圏における大気乱流の超高解像度・広域数値計算 |
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課題代表者 | 神田学(東京工業大学) Manabu Kanda (Tokyo Institute of Technology) |
概要 | 本研究では、詳細な都市の3次元構造を考慮した都市気流の大規模数値計算を実施し、都市の突風率の評価や、数kmスケールの巨大な乱流組織構造が街区の流れ場に及ぼす影響について検討する。まず、本計算で実施する格子ボルツマン法と風洞実験結果及び、これまで多くの大気境界層研究に用いられてきた数値計算モデルであるPALM(parallelized large eddy simulation model)と比較することでモデルの精度検証を行った。次に突風率の定義について検討し、外層風速や摩擦速度で無次元化することで、外力の強さに依存しない突風率が定義できることを明らかにした。最後に、格子ボルツマン法を用いて東京都区部の大規模計算を実施し、突風率マップを作製した。計算領域の大きさは水平19.2km×4.8km、鉛直1kmで格子解像度は2mである。突風率は外層風速で無次元化したものを用いた。 |
報告書等 | 研究紹介ポスター / 最終報告書 |
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