学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

採択課題 【詳細】

EX24508 双極子磁場中でのオーロラ微細構造の非局所的成長
課題代表者 榊剛 志(名古屋大学大学院 理学研究科)
概要

オーロラは磁化惑星で普遍的に見られる現象であるが、その構造形成過程や荷電粒子の加速機構は未解明である点が多い。本研究では、磁気圏-電離圏結合系の磁気流体方程式を解く並列プログラミングコードを開発し、非局所的なオーロラ微細構造形成の数値シミュレーションを実現することで、磁気擾乱が穏やかな場合における円弧状のオーロラの自発的な成長と渦状の微細構造形成や乱流遷移過程を明らかにする。磁力線共鳴と関連する静穏時オーロラの時空間スケールや成長の飽和過程は、背景場の空間非一様性に依存することがこれまでの研究で示唆されていることから、背景磁場強度や対流電場強度などの空間不均一性を考慮した現実的な磁気圏-電離圏結合系結合系におけるオーロラ構造発達の動態を調査する。また、得られた成果と観測との比較を行い、モデルの妥当性や拡張の必要性について議論する。

報告書等 研究紹介ポスター / 最終報告書
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