学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点

JHPCNとは

拠点の目的

本ネットワーク型拠点の目的は、超大規模計算機と超大容量のストレージおよび超大容量ネットワークなどの情報基盤を用いて、地球環境、エネルギー、物質材料、ゲノム情報、Webデータ、学術情報、センサーネットワークからの時系列データ、映像データ、プログラム解析、その他情報処理一般の分野における、これまでに解決や解明が極めて困難とされてきた、いわゆるグランドチャレンジ的な問題について、学際的な共同利用・共同研究を実施することにより、我が国の学術・研究基盤の更なる高度化と恒常的な発展に資することにあります。本ネットワーク型拠点には上記の分野における多数の先導的研究者が在籍しており、これらの研究者との共同研究によって、研究テーマの一層の発展が期待できます。

共同研究分野と体制

共同研究分野

本公募型共同研究では、大規模情報基盤を利用した学際的な研究を対象として、超大規模数値計算系応用分野、超大規模データ処理系応用分野、超大容量ネットワーク技術分野、およびこれらの研究分野を統合した超大規模情報システム関連研究分野について全体でのべ60拠点程度(*)の研究課題を募集します。
(*) 研究課題ごとの利用構成拠点数の合計値。

  1. 超大規模数値計算系応用分野
    地球環境、エネルギー、物質材料等の科学・工学分野における科学技術シミュレーション、および、それを支えるモデリング、数値解析アルゴリズム、可視化手法、情報基盤等
  2. 超大規模データ処理系応用分野
    ゲノム情報、Webデータ(Wikipedia、ニュース、ブログなどを含む)、学術情報コンテンツ、センサーネットワークからの時系列データ、映像を始めとするストリームデータなどに対する高度なメディア情報処理、プログラム解析、アクセスや検索、情報抽出、統計的・意味的分析、データマイニング等
  3. 超大容量ネットワーク技術分野
    超大規模データ共有のためのネットワーク品質の確保や制御、超大規模ネットワーク自体の構築と運用に必要な監視や管理、そのようなネットワークの安全性の評価と維持確保、およびこれら諸技術の研究開発の支援のための技術等
  4. 上記研究分野を統合した超大規模情報システム関連研究分野
    ペタスケールコンピュータのアーキテクチャ、高性能計算基盤ソフトウェア、グリッド、仮想化技術、クラウドコンピューティング等

当公募型共同研究のポイントは以下のとおりです。

幅広い専門領域の研究者の協力体制による学際的な共同研究のみ採択します。たとえば、「超大規模数値計算系応用分野」においては、計算科学分野と計算機科学分野の協調的相補的な研究形態を想定しています。すなわち、計算機を利用してある分野の問題を解こうとしている研究者と計算機科学の分野でアルゴリズム、モデリング、並列処理など情報処理に関する研究を行っている研究者が共同して行う共同研究です。

① の条件を満たす限りは、必ずしもスーパーコンピュータ等の各構成拠点の提供する情報基盤を使用する必要はありません。スーパーコンピュータ等を使用しない共同研究も受け入れます。

ネットワーク型拠点としての特徴を生かして、複数(特に3つ以上)の拠点の情報基盤を利用し、それらを有機的に連携させた超大規模情報システムに関連する研究は特に歓迎します。

共同研究の体制

「共同研究分野」で述べた学際的共同研究の体制を前提とします。このため、副代表者として研究課題代表者とは異なる分野の研究者を申込書に明記して下さい。計算機の利用は前提ではありませんが、計算機の利用が必要な場合は、募集要項の別紙に挙げるHPCI-JHPCNシステムを利用できます。共同研究者として学生が参加する場合には、大学院生以上を認めます。HPCI-JHPCNシステムや構成拠点が提供するその他の研究資源の利用資格等に関しては、各構成拠点の利用資格を参照ください。

共同研究への応募、実施にあたって、各構成拠点の研究者を含む計算機科学分野、研究グループの研究者の支援・協力を必要とする場合には、具体的な対象、必要分担項目を申込書の該当箇所に記入して下さい。本ネットワーク型拠点において、可能な範囲で支援・協力体制をアレンジさせていただきます。

申請に当たっては、共同研究を希望する大学(構成拠点)を指定してください。複数の構成拠点を指定することも可能です。指定が難しい場合は、構成拠点側で研究内容等を考慮した上で、受け入れ構成拠点を指定することもできますので、必ず予め問い合わせ先までご相談下さい。

応募資格

研究課題代表者については、文部科学省および日本学術振興会が公募する科学研究費補助金に応募できる研究者とします。

研究課題審査について

応募された共同研究課題につきましては、各構成拠点に所属する教職員と外部委員から構成される共同研究課題審査委員会(当拠点が設置する委員会)、および、産学官の有識者から構成されるHPCI利用研究課題審査委員会において、科学技術上の妥当性、施設・設備を利用する必要性、利用・開発の実施可能性等について総合的かつ専門的に審査いたします。また、共同研究希望先の構成拠点での 利用資源の妥当性、協力・連携体制についても審査の対象となります.。
HPCI-JHPCNシステムを利用する研究課題については、HPCI利用研究課題の公募窓口を通して応募を受け付け、当拠点の趣旨に沿った課題が選定されます。

萌芽型共同研究

平成28年度から、ネットワーク型拠点を構成する各センターで独自に募集する共同研究を、将来的なJHPCN課題への進展を期待し、JHPCN萌芽型共同研究とする制度を開始します。各センターにおけるJHPCN萌芽型共同研究制度は、以下のとおりです。

平成28年度萌芽型共同研究課題一覧

センター制度名
北海道大学情報基盤センター北海道大学情報基盤センター共同研究
東北大学サイバーサイエンスセンター東北大学サイバーサイエンスセンター共同研究
東京大学情報基盤センター若手・女性利用者推薦制度
東京工業大学学術国際情報センターTSUBAME 若手・女性利用者支援制度
名古屋大学情報基盤センター名古屋大学HPC計算科学連携研究プロジェクト
京都大学学術情報メディアセンター若手・女性研究者奨励枠
大阪大学サイバーメデイアセンター大規模計算機システム公募利用制度
九州大学情報基盤研究開発センター九州大学 JHPCN萌芽研究(JHPCN-Q)